Android ソースの入手

その前に、Linux コマンドは以下が分かりやすい（かも）。
http://www.k-tanaka.net/unix/

【1. Git のインストール】
$ sudo apt-get install git-core gnupg

※ Git：
　Linux カーネル用分散バージョン管理システム
　Android のソースは Git で管理されている

【2. JDK のインストール】
既にインストールされていれば飛ばしてもらって構わない。
※ Java のバージョン確認は「$ java -version」

$ sudo apt-get install sun-java6-jdk

【3. Android のビルドに必要なパッケージ類のインストール】
$ sudo apt-get install flex bison gperf libsdl-dev libesd0-dev libwxgtk2.6-dev build-essential zip curl libncurses5-dev

※
flex：字句解析器
bison：構文解析器
gperf：一部から完全ハッシュ関数を作るツール
curl：対話的なウェヴコンテンツ用のプログラミング言語
build-essential：gcc や make などの基本開発ツール
...

【4. Valgrind のインストール】
$ sudo apt-get install valgrind

※ Valgrind：
メモリリーク、スタック汚染、配列オーバーなどの
メモリ周りのバグをチェックする為のツール

【5. Repo のインストール】
ダウンロードディレクトリを作成し、そこへダウンロードが完了したら、
Repo に実行可能権限を付与する。

$ mkdir ~/bin
$ cd ~/bin
$ curl http://android.git.kernel.org/repo > ~/bin/repo
$ chmod a+x ~/bin/repo

※ Repo：
Git を補完するツール（スクリプト）、複数の Git レポジトリを管理する
（普通は、メインレポジトリに対して外部レポジトリを追加するが、
　Repo は初めから複数を管理することが出来る）

【6. Repo の初期化】
作業用ディレクトリを作成し、そこで Repo を初期化する。

$ mkdir ~/mydroid
$ cd ~/mydroid
$ repo init -u git://android.git.kernel.org/platform/manifest.git

「repo initialized in /mydroid」と出力されたら初期化成功。
YourName と Gmail アカウントを要求される。
が、無入力でも構わない（Enter で次へ）。
これらの情報はソースのコミット時に必要となる。
後で以下のコマンドでも登録が可能だ。

$ git config --global user.email "XXX@gmail.com"
$ git config --global user.name "Xxx Xxx"

【7. Android ソースの取得】
Repo を初期化した作業用ディレクトリへ移動し、ダウンロードを開始する。

$ cd ~/mydroid
$ repo sync

これで Android のソースが手に入った。

※もしも、この後のビルドでエラーが出てしまったら、
　以下のライブラリを追加してみてほしい。

$ sudo apt-get install zlib1g-dev libncurses-dev